<阪神4-3中日>◇2日◇京セラドーム大阪

 中日高木守道監督(71)はサヨナラ負けに怒り心頭だった。

 「点をやるのがミスばっかり。それもかなり試合に出とるやつばっかり。1年生じゃあるまいし。そりゃ苦しい展開になる」。チームの失策は0ながら、4回には右翼藤井が浅い右飛で福留のタッチアップ生還を許すなど、記録に残らないミスが敗戦へとつながった。6回には和田にも1号が出たが悪い流れは止められない。7回無死二塁の好機では監督直々に平田に耳打ちしたが、犠打失敗(捕邪飛)もあった。「ちゃんとやれ!

 と言ったんだけどね。バントのサインを出した俺のミス。あれはもともとへたくそ。やったこともない」。自らのミスと認めながら、腹立たしい1敗に顔は真っ赤だった。