アニマルの登録名で活躍し、27日に死去したブラッド・レスリーさん(享年54)について、巨人の藤田浩雅ファンサービス部課長(51)が以下の通りコメントした。藤田氏は阪急時代、アニマルさんとバッテリーを組み、ファンからおおいに愛された。

 「元気なパフォーマンスでファンを楽しませてくれたアニマルの訃報を聞き、とても驚いています。アニマルとの思い出は、やはり殴られたこと。1度グラブで殴られ、マスクが外れたところに頭突きをされ、3日間ぐらい鼻が痛かった。その時の鼻が曲がった瞬間の写真パネルは、今も持っています。当初、当時の阪急・上田監督にも試合終了後に胸を殴ったことがあり、監督が通訳のバルボンさんに『オレにはやるなと言ってくれ』と言ったことがあったそうです。普段は明るく、とても殴りかかるような人物ではなく、あれはあくまでも抑えた時のパフォーマンス。アニマルが引退後、たけし軍団にいる時に、1度沖縄で食事をしたことがありました。アニマルが帰国後に電話があり、食事をしたいとの事でしたが、予定が合わなかったため断念。その後また電話がかかってきたので『日本にいるのか』と聞いたら、ロスにいました。結局、2回電話をもらったのに、飲みに行けなかったのがとても残念です」。