ヤクルトだけでなく、日本代表でもリーダーシップを発揮した宮本慎也には今後、指導者としての役割が期待される。

 ヤクルトの衣笠球団社長は「(将来の)監督候補の数少ない一人。時期を見て、ぜひこちらから頭を下げて若手育成にあたってほしい」とまで話した。

 コーチ兼任の肩書が付いた今季以前から、他球団の選手を含めて自主トレーニングなどで若手を熱心に指導してきた。ベンチでは口酸っぱく気づいた点を指摘した。

 宮本を主将に指名して北京五輪で日本代表の指揮を執った楽天の星野監督も「いい指導者になるよ」と太鼓判を押す。

 宮本自身も指導者になるという目標を明言した。いったんはユニホームを脱ぐが「僕が戻りたい(と言うの)でなくて、戻ってきてと言われるくらいしっかり勉強したい」と意欲的に話す。

 目標とするのは、プロ入団時の指揮官で最大の恩師と呼ぶ野村元監督。チームの黄金時代を知る数少ない選手になったベテランは「当然、19年間お世話になっているのでそういうタイミング、縁になればいい」と、将来の現場復帰を見据えた。