<ヤクルト1-2DeNA>◇1日◇神宮

 ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)は2試合連続で本塁打ゼロに終わり、日本記録の55号まで残り3本のままだった。

 この日は1打数無安打だったが、すごみはみせた。1回1死一、三塁。カウント2-2から、DeNA小林寛の低め141キロの直球を左犠飛とし、先制点を演出した。「風が違っていれば(本塁打)でしたけど、今日の風の向きと感触だと無理かなと思いました」と振り返った。

 その後の打席は四球、三振、敬遠気味の四球と見せ場は作れなかった。それでも「打つべきでない球を打つより、チームのために四球を選んだ方がいいと思う」と話した。