ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が、セ・リーグの8月の月間MVPを受賞した。8月は打率、打点、本塁打とリーグ3冠の活躍。本塁打は月間新記録の18本を放ち、プロ野球記録の55号にあと3本と迫った。

 中日ヤクルト22回戦の試合前にナゴヤドームで会見したバレンティンは「8月は試合数も多く長い月だったけど、1日1日、勝利のために一生懸命自分なりにやってきた結果がMVPになってうれしい」と笑顔を見せた。

 注目は、いつ55号を達成するか。ここ3試合はノーアーチだが、意気込みを聞かれると「先月に18本打つことができた結果、55本が見えてきた。この状況でプレーできるのはうれしい。これからの3本、4本というのは長く感じると思う。でも、プレッシャーというより、楽しみながら、ファンが望む記録を達成できればと思う」と話した。