中日落合博満GM(59)が22日、この日発表された谷繁内閣のコーチ人事について説明した。

 名古屋市内の球団事務所で谷繁元信兼任監督(42)らと会談後、報道陣に応対。まず発表のタイミングについて「決まれば発表しますよ。でも一大イベントの邪魔はしません。それは暗黙の了解」とCSや日本シリーズの試合のない日を選んだとした。

 コーチ陣の顔ぶれを見ると、森繁和ヘッドコーチ(58)や辻発彦内野守備走塁コーチ(54)をはじめとする前回政権時のスタッフ組の復帰など、コーチ経験が豊富な人材が多い。その理由については「谷繁がプレーイングマネジャーなのに、経験のない人ばかり集めてどうする?

 2年間は補佐するメンバーで戦うと言ったでしょ?

 それに次世代の若い子も教育してもらわないといけないからね」と明かした。

 また、達川光男バッテリーコーチ(58)の招聘(しょうへい)については「特別親交はないよ。能力を買ってるだけ。彼の野球経験、持ってるすべてをドラゴンズに教え込んでもらわなきゃいけない。捕手からの目線でね。しっかりした野球をする」と説明。このほか1、2軍の振り分けは未定ながら、兼任も含めて外野守備走塁コーチが長嶋、波留、上田、英智と4人もいることには「みんなで助け合って、いいものをつくらないといけないでしょう?」と落合節が全開だった。