公益財団法人「野球殿堂博物館」は29日、2014年度(平成26年)の野球殿堂入り競技者表彰候補者を発表。

 プレーヤー部門で当年度から資格を得た清原和博氏(西武、巨人、オリックス)、桑田真澄氏(巨人、パイレーツ)、野茂英雄氏(近鉄、ドジャースなど)、鈴木尚典氏(横浜=現DeNA)の4人が新たに候補者入りした。

 秋山幸二氏(現ソフトバンク監督)、佐々木主浩氏(横浜、マリナーズ)、原辰徳氏(現巨人監督)ら前年度までの候補者は18人で、新たに候補入りした4人を加え、22人が今回の候補者となった。同部門での殿堂入りには、野球報道に15年以上携わっているプレーヤー表彰委員による投票で、75%以上の得票が必要となる。

 また、監督、コーチ経験者や、引退から21年を経過したプレーヤーが対象となるエキスパート部門では、新たに榎本喜八氏(故人)や荒川博氏、梨田昌孝氏、村上雅則氏らが候補者となった。

 審判員やアマチュア競技者らを対象とする、特別表彰も含めた殿堂入りの発表は、来年1月17日に行われる。

 ◆野球殿堂入り

 球界の発展に功績を残した人物に贈られる名誉。野球体育博物館にレリーフ(銅製胸像額)が飾られ、功績を永久にたたえられる。同体育館は59年(昭34)に東京・後楽園に建てられ、現在は東京ドーム内(21ゲート右)にある。米国では、39年に野球発祥の地といわれるニューヨーク州クーパーズタウンに野球殿堂(Hall

 of

 Fame)が創設された。