ヤクルト所属の外野手で昨季にプロ野球新記録の60本塁打をマークしたウラディミール・バレンティン容疑者(29)逮捕の報道を受け、衣笠剛球団社長兼オーナー代行(64)が14日午後2時20分ごろ、都内の球団事務所前で急きょ2度目の会見を開いた。

 衣笠球団社長は「皆様方にご迷惑をおかけして申し訳ございません」とあらためて謝罪。そのうえ、で米国で顧問弁護士が接見したとの報告が代理人からあったことを明かした。「バレンティンが言うには奥様に会いに自宅の方を訪問した。外で話してたようだが、外で話すのもあれだし、人の目もあるので家の中でということで、奥様は外で話したかったのかもしれないが、家の中にバレンティンの方が手を引っ張って部屋の方に入っていったと。その時の行為が今回の話の内容につながっているのではないかと弁護士の方に言ったようです」と説明。保釈申請の書類を提出した報告もされたそうで「申請はしてきましたのであとは受理されれば一両日中には解放される」との見通しを示した。

 バレンティンとは今季から3年契約を結んでいる。まだ詳細な状況が分からないだけに、処分等については「その段階ではまだないと思っています」と話すにとどめた。

 また、午前中に球団事務所を訪れた小川淳司監督(56)も「まだ何ともコメントできません」と、困惑した様子で語っていた。