今季中の2000安打達成が厳しい状況になった。

 右手首を骨折した中日和田一浩外野手(42)が7日、名古屋市内の病院で精密検査を受け、4週間から6週間のギプス固定が必要と診断された。手術は回避することになったが、全治まで2カ月近くかかる可能性もあるという。和田は前日6日の広島戦で右手首に死球を受け、右手舟状骨骨折と診断されていた。

 右手をギプスで固定した和田は「骨が折れるくらいは大したことないでしょうけど、動かさないといけない箇所。これじゃバットが振れない」と説明。「なってしまったものはしょうがない。1日でも早く戻れるように努力したい」と前を向いた。名球会入りの条件となる通算2000安打まであと15本。2カ月の離脱となれば、今季中の復帰も難しくなる。