<パCSファイナルステージ:ソフトバンク4-1日本ハム>◇第6戦◇20日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクが最終戦で日本ハムを下し、日本一となった11年以来、3年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

 勝利を決め、ナインが歓喜の輪をつくると、全員でハイタッチ。そして秋山幸二監督(52)が8度、宙を舞った。リーグ優勝同様、「最終戦」での決着に、うれしさもひとしおだった。優勝インタビューでは「ほんとにきついシーズンだったと思う。日本ハムの力も強かったし、最後は選手みんなの日本一に目指すという強い気持ちがこの試合に入っていた。ファンのみなさまの熱い拍手が力になった。打倒阪神で日本一を取ります」と力強く誓った。CS前に今季限りの辞任を発表したことに「チームが浮き足だってはいけないと思い発表した。まだもう一山あります。みんなの力で日本一になります」と語った。

 試合は、4回に内川聖一外野手(32)が無死二塁から右前への先制タイムリー。その後、2死一、三塁から吉村裕基内野手(30)が、右前打を放って2-0とリード。5回には細川亨(34)の1発も飛び出した。先発大隣憲司投手(29)は7回無失点と好投。リーグ優勝を果たした「10・2」同様、好投を演じてチームにまたも大きな勝利をもたらした。