国内FA権を行使したヤクルト相川亮二捕手(38)が交渉解禁日となった13日、巨人と都内で交渉を行った。

 条件提示はなかったが「代表(原沢球団代表兼GM)から『レギュラーのポジションを空けて待っているわけではないけど、キャッチャー横一線で勝負してほしい』という言葉をもらった。自分も横一線でプレーできることを探しているので、気持ち的に自分の求めているものと一緒」と好感触だった。相川も球団の施設や治療態勢などを聞き、約1時間の話し合いを終えた。

 原沢球団代表は「うちの捕手は阿部くんが長くマスクをかぶってきて、あまり競争がなかった。相川くんの経験などで競争が激化し、チーム力が上がっていくと思う。手応えはあったと感じた」と話した。