東京6大学野球秋季リーグが10日、神宮で開幕する。春を制した慶大は9日、東大との開幕戦に向けて横浜市内の同大グラウンドで調整。大学ラストシーズンを迎えるドラフト1位候補、伊藤隼太主将(4年=中京大中京)は「楽しみなような、不安なような、いろんな気持ちが入り交じって複雑な感じです。レベルアップしたのを見てもらいたい」と意気込みを語った。春秋連覇を狙った昨秋は、優勝決定戦で斎藤佑樹(現日本ハム)らを擁した早大に敗れた。20年ぶりの春秋連覇へ、今季にかける思いは強い。だが試合の前に、開会式の選手宣誓という大役が待っている。大学NO・1野手も「そっちの方が緊張します」と苦笑いだった。