<社会人野球日本選手権:七十七銀行2-1バイタルネット>◇8日◇京セラドーム大阪◇2回戦

 

 七十七銀行の相原が全国の舞台では人生初という完投でチームを5大会ぶりの8強に導いた。新人左腕は「野手の方に感謝です」と初々しく笑った。

 8回以外は毎回走者を出しながらの粘投だった。9回は1点差に迫られ、なお2死二、三塁のピンチを背負ったが「開き直った」。内野ゴロで打ち取り「完封するより反省材料が見つかってよかった」と前向きに受け止めた。

 前回8強入りした2006年は2回戦から登場しており、この大会での2勝は初めて。上野監督は「選手のおかげ。(相原は)粘り強く投げた」と左腕をたたえた。