関西にも野球の独立リーグが誕生する。元オリックス監督で、四国アイランドリーグの運営会社IBLJの初代社長も務めた石毛宏典氏(51)が中心となり、関西で独立リーグを誕生させる構想が4日、明らかになった。発足は来年4月で、6日に石毛氏らが大阪市内で会見する。

 箕島(和歌山)の79年春夏連覇時のエースで、石毛氏の西武時代の後輩にあたる木村竹志氏(旧姓名・石井毅=46)が和歌山で立ち上げたプロ球団「紀州レンジャーズ」などに参加を呼びかけ、いずれは近畿2府4県に1球団ずつを置き、6チームでリーグ戦を戦うことになる見込み。

 北信越ベースボール・チャレンジリーグや、九州にも長崎セインツと福岡レッドワーブラーズの2球団が誕生して四国・九州アイランドリーグになるなど、独立リーグは各地域に根を下ろそうとしている。阪神、オリックスがあり、高校、大学、社会人も人気、実力を兼ね備えたチームがそろう関西で、新生リーグがどんな展開を見せるか。