西武ドームの入り口に飾られていた名物「カブレラ地蔵」が17日、撤去された。球団は、地元の神主を呼んで「御霊払い」の儀式を行った。約600キロの重さがあり、撤去作業にはクレーン車を使用。トラックの荷台に乗せ、球団事務所の倉庫へと運ばれた。

 地蔵はカブレラが55本塁打をマークした02年、球場付近の石材会社が50万円をかけ製作、寄贈。勝利を願い、ファンが祈りをささげるシンボルとして親しまれた。助っ人が昨年限りで退団し、地蔵の“去就”も注目されていたが、球団が保管することになった。20日開幕戦は、くしくもカブレラが移籍したオリックス戦。儀式に参列した球団関係者は、功績に感謝しつつ「今年は打たないで~」と願っていたに違いない?