リーグ6連覇中の天理大は開幕からの連勝が6でストップ。投打がかみあわず、大産大に今季初黒星を喫した。

初回に石飛智洋外野手(4年=出雲西)が2ランを放ち、先制する。しかし、先発の長野健大投手(4年=松商学園)が粘りきれない。2、3回に1点ずつを失って同点とされると、5回に勝ち越しを許して降板。5回途中6安打4失点とリズムを作れなかった。

打線も大産大先発の長友の前に好機をつくるもあと1本が出ず。初回の2得点のみに終わった。三幣(みぬさ)寛志監督(44)は「長友くんが予想以上に良かった。切り替えて明日。戦力も余力を残しているピッチャーもいるので、また切り替えていきたい」と前を向いた。

初黒星も首位を走る天理大が優位な状況は変わらない。リーグ戦は残り3試合で、1位天理大は18ポイント、2位大産大は13ポイント、3位大体大は12ポイント。00年春から03年春にかけての大体大7連覇と並び、リーグタイ記録の7連覇は目前。天理大は早ければ4日にも優勝が決定。天理大が大産大戦に勝ち、大体大が引き分けか負ければ、7連覇が決まる。