広島赤松真人外野手(25)に19日、緊急メスが入った。高松での阪神戦は雨天中止。倉敷に移動しての全体練習後、居残りでブラウン監督から指導を受けた。オープン戦当初に比べてフライアウトが目立ち、この2試合は結果も出ていない。開幕を「1番」で迎える可能性が高いが、指揮官は無条件でその座を与えるつもりはない。新生カープの「象徴」が開幕を前に大きな課題に直面した。

 室内練習場から出てきたブラウン監督が右腕を回しながら「ツカレタ…」と苦笑した。当然だ。赤松やシーボルに対して約45分間もボールを投げ続けた。

 「赤松、木村、シーボルの3人は私が指名して居残りさせた。状態が気になる?

 いや、もっと彼らのことを知りたいと思ったからだ。赤松の状態はそこまで気にしていないよ。彼は堂々たる1軍選手だから」。軽く笑みを浮かべた。

 ただ、やはり「不満」は持っていた。最近の赤松の打席内容が気になった。最近2試合の4打数で2つの内野フライと2つの空振り三振。特にフライだ。「彼には少し長打力がある。だから欲が出て、スイングが大きくなってしまうときがある。足を生かすためにシャープなゴロやライナーを打ってほしい」。コンパクトなスイングや低い打球を飛ばす意識を高めるよう本人に伝えたもようだ。

 赤松も「言葉にするのは難しいが、言われたのは全部です。調子が悪いとか言っているヒマはない」と必死な様子。2月から最高のアピールを続けてきたが、自動的にポジションを与えられるほど今のカープは甘くない。指揮官は「栗原、梵クラスとは違う。1軍に長くいられるかは彼次第」と厳しい視線を送る。

 赤松は「結果は求めず、やるべきことをやりたい。開幕?

 当然そのつもりでやっています」と力強く言った。ラスト4試合で首脳陣を納得させ、胸を張って開幕を「1番中堅」で迎える。【柏原誠】