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日本ハム中田が超前進守備の荒療治敢行

5回表日本ハム無死、二塁打を放ち必死に走る中田(撮影・黒川智章)
5回表日本ハム無死、二塁打を放ち必死に走る中田(撮影・黒川智章)

<イースタンリーグ:ヤクルト4-3日本ハム>◇30日◇戸田

 日本ハム中田翔内野手(18)に「超前進守備」の荒療治が施された。30日、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に5番三塁でフル出場。29日の同戦でバント安打を2本許したことから、俊足の左打者対策として、定位置より約2メートルも前進する守備位置を試した。打者をけん制し、速い打球への怖さを一掃するのが狙いだ。

 初回、ヤクルト1番の上田がセーフティーバント。2日連続で同選手から“標的”にされた。送球がそれ、またも安打。完ぺきならアウトのタイミングだった。中田は「警戒してました。あれでいいと思う。アウトでしょ」と強がったが、結果がすべて。その後から俊足の左打者の際に、水上2軍監督が「慣れないと相当、怖い」という極端な前進守備を強制された。

 1軍昇格すれば、ロッテ西岡、ソフトバンク川崎ら同タイプの選手にかき回される可能性が高い。前進しても、左打者なら三塁方向へ「とんでもない打球はこない」というのが同監督の理論だ。迫力満点の体格を有効に生かし、相手へのけん制を優先させる怪物シフトを試用した。

 この日は痛烈なライナーの左翼線二塁打を放つなど4打数1安打。打撃レベルは高いが、残る大きな課題は守備。同監督は最短で5月の1軍昇格を目標に強化していく方針だ。今後も実戦の中で、恐怖心克服に取り組む。「動きが鈍いっすから、ああやってやっていかないと…」。中田が勇気を持って、投手だけでなく、打者も威圧する。【高山通史】

 [2008年3月31日9時11分 紙面から]


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