<巨人4-7中日>◇9日◇東京ドーム

 中日が自慢の投手力を見せつけた。同点の4回表2死満塁で先発川井の打席に代打立浪。立浪が三振に倒れると、4回裏のマウンドには先発要員の小笠原が上がった。今季12度目の先発→先発のリレー。9連戦の7戦目で投手陣に疲労が顕著になるはずの場面で、ぜいたくに使った。

 落合監督は試合後「多少早いかなと思ったけど、今のウチのメンバーからすればいける」。8日の広島戦は川上8回→長峰1回の投手2人で大勝。中継ぎ陣が休養できたこともあり、この日は珍しく左投手5人を投入して逃げ切った。

 川井は2回1死二、三塁の場面でベンチに戻って約5分間出てこなかった。「別にどうということはないです」と言葉をにごしたが、何らかのアクシデントが発生したとみられる。それでもロング救援にしっかり小笠原が控えていたことが、中日の強みだった。