<イースタン・リーグ:日本ハム7-4巨人>◇19日◇鎌ケ谷
2軍で調整中の巨人李承■内野手(31)が19日、イースタン・リーグ日本ハム戦で2打席連続場外弾を放ち、1軍昇格に向けて猛アピールした。首脳陣は即昇格は見送る方針だが、主砲が復活への手ごたえを得た様子だった。
2点を追う4回1死一塁から金沢の速球をフルスイング。打球は右中間後方の防球ネットも越え、車のボンネットを直撃した。推定飛距離160メートル弾は、李の復活が間近に迫ったことをうかがわせた。続く打席でも右中間への推定150メートルの場外2ラン。観客席からはどよめきが起きた。
外国人枠を争うバーンサイドが18日オリックス戦で先発し、6回無失点と結果を出した。また李が再び不調になった場合、即降格というわけにはいかないことなどから、首脳陣は慎重な姿勢。近日中の昇格は見送りとなった。李も「まだまだ全然ダメ。課題ができたりできなかったり。まだ60%くらいです」と納得してないようだが、「1本目は完ぺきだった」と感触は戻りつつある。
ここにきて左手の痛みは消え、これまでより細いグリップのバットを使い始めた。吉村2軍監督は「タイミングの取り方、スイングがしっかりしてきた。インパクトも彼本来のいい時に近づいている」と評価。北京五輪韓国代表の李の復調の兆しは、星野ジャパンには悪い知らせかもしれないが、巻き返しをはかる巨人には間違いなく朗報だった。※■(「火」へんに「華」)



