今年FA資格を取得したロッテ清水直行投手(32)が、FA宣言する可能性が出てきた。23日、千葉市内で球団側と残留へ向けた初交渉を行ったが、決裂した。清水は「残ってほしいという誠意が感じられず、とてもつらかった。(FAということで)特別な思いをもって臨んだが、いつもの契約交渉と変わらなかった。これまでの思いをもって席に着いたが、どこまで伝わっているのか」と不満をぶちまけた。

 今季チームトップに並ぶ13勝を挙げ、先発ローテの柱としてけん引。グラウンド外では選手会長を務めるなどリーダーシップを発揮してきた。他球団もその実力と人間性を高く評価しており、阪神、横浜、楽天が調査に乗り出す可能性を示唆している。

 その一方で来年、海外移籍が可能となるFA資格(9年)を取得することから、1年待ってメジャー移籍という選択肢も視野に入れていた。17日には「今年から導入された制度だから戸惑いはある。でもロッテの清水なんで、まずは球団としっかり話し合いたい」と残留をにおわせる発言もしていた。本多部長は「当然残ってほしい選手です。コメントをしっかり受け止めて近日中に対応したい」と全力で引き留めにあたる。