これでオレ流ノックにも耐えられる!?

 中日森野将彦内野手(30)が1日、来季に向けての肉体改造を誓った。秋季練習が行われているナゴヤ球場に姿を見せるとウエートトレーニングなどを約3時間行った。5月に左ふくらはぎを肉離れした森野は「これまでこういうことはしなかったけど治して、さらに進化できるようにしたい」と話した。

 落合監督は森野の左ふくらはぎの影響を考慮し、来季は三塁へコンバートすることを明言。打球へ反応する際に潜在的に植え付けられた恐怖心を排除するために「1歩目がな。ふくらはぎのことがあるんだろうな。オレがキャンプでやるよ」と来年2月の沖縄キャンプでは地獄のオレ流ノックで鍛え直すつもりだ。

 森野といえば05年キャンプでオレ流ノックを受けて脱水症状となって失神するなど、最も名物ノックを浴びてきた選手。来春も過酷な練習が予想されるが、それに備えての準備?

 に余念がない。

 また来年3月開催のワールドベースボールクラシック(WBC)に関しては「今は考えられない」としたが、実力的にも選ばれる可能性が高い。また、東海大相模の先輩である巨人原監督が代表監督に就任したことが、森野のモチベーションを上げるだろう。三塁専任へ向けてのオレ流ノックに始まり、WBC、シーズンと多忙な09年へ向けて着々と肉体改造を進める。【鈴木忠平】