若手育成に力を入れる巨人が2軍内野守備走塁コーチに四国IL・香川オリーブガイナーズでコーチを務めている勝呂寿統氏(45)を招聘(しょうへい)することが14日、確実となった。勝呂氏は88年にドラフト5位で巨人に入団。主に遊撃手として活躍し、守備力の高さに定評があった。92年にオリックスに移籍し、近鉄を経て99年に引退した。引退後は近鉄で00年から2軍内野守備コーチを担当、03年からはダイエーの1軍内野守備コーチに就任し、チームの優勝に貢献した。

 巨人は今季、2年目の坂本らが1軍に定着し、フル出場。次なる若手ホープの育成に期待が懸かる。福王コーチが退団し、空席になっている1軍内野守備走塁コーチは伊原ヘッドコーチが兼務する予定。日本一奪回を目指す来季スタッフの陣容が固まった。