ダンディはファンのハートもゲッツ!?

 真弓効果で、ファン離れを食い止めた!

 阪神が募集している公式ファンクラブの来季会員が今季の15万5000人(キッズ会員を含む)を超える見通しであることが8日、分かった。15日まで募集を受け付けている。歴史的なV逸や岡田監督辞任など終盤は暗い話題の目立った阪神で、真弓新監督のフレッシュイメージがファンに受け入れられた。

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 新生真弓阪神が前政権のダメージをぬぐい去り、ファンの高い支持率をキープしていることが分かった。募集締め切りを前に、来季の公式ファンクラブ会員数が今季の15万5000人を突破することが確実になった。

 歴史的なV逸や岡田監督辞任、FAの三浦獲得に失敗と暗い話題が相次ぐ。ファンクラブでも会員数の目減りが心配されたが、球団は真弓新監督へのバトンタッチをスムーズに進行。新チームのさわやかイメージがトラファンのショックを和らげたようだ。球団関係者は「現状維持というか、わずかながら超える感じ。真弓監督の好印象や期待感も影響しているのでは」と話す。

 04年度に発足したファンクラブの会員数は、前年のチーム成績にリンクする傾向がある。優勝翌年の04年に17万人を集めたのが過去最大だが、優勝を逃した翌年は微減するのが通例。まして今季は圧倒的に優位な立場からのV逸で、球団は減少を覚悟していた。「特典の充実や告知に努力した」とPRに努めながら、新たにチームの顔となった真弓監督効果も追い風になった。

 また甲子園の年間指定席も、今季の1万7000席に迫る勢いで売れている。外野、アルプス席が改装されて配列が変わることから単純な比較はできないが、こちらもV逸のダメージはなかったと見ている。

 真弓監督はユニホーム姿のお披露目となった高知・安芸での秋季キャンプは昨季を上回る12日間で約6000人を動員。11月26日のファンの集いでも、定員の20倍以上の参加申し込みがあったという。オフの間でも日に日に、真弓新監督にファンの期待が高まっている。