外野だって守りまっせ!

 阪神藤本敦士内野手(31)が17日、福原とともに兵庫県芦屋市内で「大人の野球教室」に参加。9年目の来季を背水の年と位置づけ、「便利屋」としてフル稼働することを誓った。

 藤本

 やっぱり打たないと試合に出られないし、結果を求めていきたい。どんな手段を使ってでも打ちたいし、試合に出たい。(試合出場が少なかった)今年は全然おもしろくなかった。ラストチャンスぐらいに思っています。

 今季は守備固め、代走での起用が多く、プロ8年間で最少の58試合出場に終わった。ただ、シーズン途中には本職の二塁、遊撃以外の三塁守備もこなし「(プレーの)幅を広げられた」と自信もチラリ。「外野でもやるつもりです。試合に出るためなら、何だってやる」。この日、ともに野球教室に参加したオリックス浜中にも、冗談交じりに外野守備のアドバイスを求めた。速い打球に対応するため、三塁用のグラブも注文する予定だという。

 年明けからは例年通り、徳島市内で浜中、秀太とともに合同自主トレを実施する予定。リーグ制覇した03年は遊撃レギュラーとして127試合に出場し、打率3割1厘の成績を残した。それから6年。かつての栄光をかなぐり捨て、がむしゃらにシーズンを戦い抜く覚悟だ。【佐井陽介】

 [2008年12月18日10時32分

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