WBC日本代表候補の楽天岩隈久志投手(27)が12日、この時期では異例の打撃投手を務めた。Kスタ宮城室内練習場で井野、山崎隆を相手に打撃ケージ内で約60球を投げ込んだ。「遊びの中でですけどね。でもいい感じに投げられたと思います」。2月15日からのWBC日本代表合宿に向け、早くもギアを1つ上げた。

 順調だからこそ遊べた。各球団の投手がブルペン投球も行わない時期に、いきなり打者相手に投げ始めた。「ちょっとやってみようかと。いろいろ早めにしたいですからね」。打席に立った井野も「いい球でしたよ。バット1本折られました」と苦笑い。日本先発陣の柱が期待される岩隈がハイペースで調整を続けている。【小松正明】

 [2009年1月13日8時23分

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