ソフトバンク秋山幸二監督(46)が13日、3番奪取を宣言した松田宣浩内野手(25)に、3つの課題を与えた。秋山監督はこの日、静養先のグアムから帰国。グアムで自主トレ中の松田が3番定着を熱望したことに「資格というかチャンスはあるだろう。可能性は十分ある」と候補者の1人として認めた。ただ、無条件で3番打者に抜てきするわけにはいかない。秋山監督は3つのノルマを課した。

 (1)キャンプからの猛アピール

 多村、新外国人選手らの“ライバル”を黙らせる実力と結果をキャンプから求める。「オープン戦とかで調子が良い部分が出ないとね」。

 (2)積極的な打撃スタイル

 現役時代の経験を踏まえ、3番打者の条件として好球必打の果敢な姿勢を挙げた。「相手は4、5番の前に走者を出したくないから、どんどんストライクを取ってくる。積極的に振っていかないと」。

 (3)強靱(きょうじん)な肉体

 抜てきするからには、シーズンを通した不動の3番打者を求める。「やっぱり体が強くないとね。故障しないのが一番」。

 グアム滞在中には現地で松中、松田らと食事をしたという。「体を鍛えておけ、とは言っておいたよ」。チャンスは松田だけに与えるわけではない。14日には西戸崎室内練習場へ足を運び、新人合同自主トレを視察する。【中村泰三】

 [2009年1月14日9時0分

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