横浜からFA宣言している相川亮二捕手(32)のヤクルト入りが15日、決定的となった。16日、都内で初交渉が行われ、3年総額約4億円(推定)の提示を受けるとみられ、正式に入団が決まる。

 この日午後、ハワイ自主トレを終えて帰国。「早くはっきりさせないと(ヤクルトに対して)失礼ですし、15日までに決めますということをお話ししていましたから」と言い、今日の初交渉で、「ヤクルト相川」が誕生することになる。

 交渉の窓口となっているヤクルト伊東昭光編成部課長は「(15日の)午後4時すぎに本人から『明日お会いしたいです』と電話がありました。入団してくれるという、希望の持てる話しぶりでした」と、表情を緩めながら話した。メジャー移籍を最優先に検討も、期限に設定していた15日までに、希望していたメジャー契約でのオファーがなく断念した。

 ヤクルトにとっては、球団史上初のFA選手の獲得になる。ウイークポイントだった捕手の補強ということもあり、出来高を含め、3年契約で総額4億円に近い好条件を用意している。また、同課長は「背番号も空いている2、27、29など空いている番号から、ほしいというものを選んでもらいます」と説明し、好条件を並べて交渉に臨む考えを明かした。

 [2009年1月16日15時55分

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