どこでもやるぜ。ロッテの新外国人チェイス・ランビン内野手(29=3Aアルバカーキ)が29日、来日し、どのポジションでも守る意気込みを見せた。実際に試合出場経験のある内外野だけでなく、捕手もコーチの指示で練習した経験があり「チームが必要とするポジションを守りたい。サードやレフト、ライトだけでなく、緊急事態にはマスクをかぶってもいい。投手だって…」と言いながら右腕をまわした。

 発奮材料がある。来日直前の25日、4年の交際を実らせサラさん(30)と結婚した。「キャサリン・ゼダジョーンズに似てるでしょ。でも内面の方が美しいんだ」。2A時代に遠征で立ち寄ったニューヨークの飲食店で一目ほれ。口説き落とした奥さんにつらい思いはさせられない。新婚いきなり別々に暮らす苦労をかける分は活躍することで許してもらう。

 昨年、トライアウトで来日した際に、日本シリーズ第5戦を観戦した。「日本のファンの応援に驚いた。感動したよ」と、その舞台に立つことを目指す。前代未聞のユーティリティー助っ人が、日本一熱いロッテファンをさらに熱くさせてくれそうだ。【竹内智信】

 [2009年1月30日9時20分

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