<オープン戦:ソフトバンク7-6中日>◇21日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク神内靖投手(25)が553日ぶりに福岡ヤフードームのマウンドに立った。昨年3月に断裂した左ひじ内側側副靱帯(じんたい)を手術、1年に及ぶリハビリを経て、オープン戦初登板。8回に6番手として登場すると「出てくる時、通路で泣きそうになった」。07年9月15日の日本ハム戦以来となる本拠地にこみ上げるものがあった。

 「直球でファウルを取って、チェンジアップで空振りを取る」とイメージに近い投球で、1イニングを2奪三振、打者3人で片付けた。2軍での連投テストに続き、オープン戦初登板も終えた。「今日は投げられたことが一番ですよ」。左の中継ぎ候補に貴重な1人が加わった。

 [2009年3月22日15時7分

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