<楽天4-1西武>◇12日◇Kスタ宮城

 “想定内”のミスが、勝敗に直結した。西武が1点リードの6回、中堅ボカチカ外野手(33)の失策が引き金だった。1死一塁から、草野の中前打を捕球ミス。緩いバウンドだったが、目を切ってボールを足に当てる間に、走者が二、三塁に進塁。適時打と犠飛で逆転された。渡辺監督は「あの人のミスはいつものことなんだけど、競ったゲームで出すんでね。今日一番痛かった」と厳しい口調で敗因を語った。

 負傷欠場した片岡の代役で1番に清水を起用した打線は、楽天ラズナーの前に沈黙。2回に中村のリーグトップ4号ソロで先制した後は、わずか2安打。左翼席中段に運んだ中村は「失投のカットボールを打ったけど、制球もテンポもいい。今日は相手が良かった」と脱帽した。バットで期待されたボカチカは2試合連続無安打に終わった。連勝は3で止まり、首位から1日で陥落した。

 [2009年4月13日8時19分

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