ヤクルトが14日オリックス戦でマークしたプロ野球新記録の「1イニング11打数連続打数安打」のギネス申請を検討していることが19日、明らかになった。メジャーにもない“世界新”の大記録となることから、球団関係者も「基準や申請手続きなどを確認しています」と明かした。

 現在セ・リーグ2位と快調なチームの勢いを象徴する試合だった。オリックス戦の5回、先頭青木から前人未到の記録を達成した。すでにギネス記録へ認定された際のことを想定し、準備も進められている。飯原は「打ったときのバットは『折ったらダメだから、もう使わないように』と言われています」。記念バットの展示も視野に入れ、球団から大切に保管するよう通達が出ている。

 同記録を記念したパーティーも、チーム内で近日中に開催する予定だ。選手会長の石川は「メジャーにもない世界記録ですし、申請となれば素晴らしいことだと思う。これを弾みにシーズンでも優勝できれば」と話した。

 ギネス世界記録の申請に合わせて、記念グッズの作製も検討している。“世界一”の輝かしい勲章を得た名誉ある選手たちをたたえて、球団関係者は「打った選手全員のサインが入ったバットなど、いろいろ候補に挙がっています」と説明した。2年連続Bクラスへ低迷していたチームが、明るい話題で活気づいている。

 [2009年6月20日8時36分

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