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広島栗原がイチロー直撃で100万円ゲット

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2回、栗原は左越えに先制ソロ本塁打を放つ(撮影・下田雄一)
2回、栗原は左越えに先制ソロ本塁打を放つ(撮影・下田雄一)

<巨人4-1広島>◇2日◇東京ドーム

 栗原が「イチロー」直撃弾を放った。広島栗原健太内野手(27)が2回、巨人先発のオビスポから左中間スタンド上方に設置された大看板を直撃する10号ソロを放った。WBCで一緒に戦ったマリナーズ・イチローの看板にぶつける一発でスポンサーから賞金100万円などをゲット。しかし、得点はこの1点のみに終わり、今季東京ドームで初黒星。自力優勝も消滅する悔しい1敗となった。

 打った瞬間、それと分かる一発だった。しかも、スタンドの観客が見上げたその先、左中間上方に設置された、イチローが缶ビールを片手にした大看板を直撃する推定飛距離145メートルの超特大弾。栗原はその手応えを反芻(はんすう)するかのように、笑顔でダイヤモンドを1周した。

 2回だった。巨人先発のオビスポの投じた138キロのスライダーを、栗原はめいっぱいの力で叩いた。カウント2-2と追い込まれていたため、ストレートにタイミングを合わせながら、自然にスライダーに対応できた。自ら「完ぺきな当たりでした。(看板直撃は)自分でもビックリです」と振り返った。今季10号ソロは、自身6年連続の2ケタ本塁打にもなった。

 看板のスポンサーのキリンビールからは、「ビッグボード賞」として賞金100万円とビール1年分がプレゼントされる。しかし、チームの得点はこの先制弾だけの1点に終わり、巨人に逆転負け。今季東京ドーム5試合目にして初黒星を喫し、自力優勝も消えたとあって、コイの4番は「まあ、それはね」と言葉を濁した。

 交流戦前には打率は3割近くあったが、一時は2割5分を切るほどに落ち込んだ。本塁打が10試合以上出ないこともあった。特打をするのはもちろん、好調なころのビデオを見るなどして研究し、不振脱出に躍起になった。シーズン序盤に痛めた腰も、疲れがたまらないようにこまめにケアしている。

 「夏は好きじゃない」という栗原だが、昨年は7月に打率4割8厘、6本塁打、8月も3割5分8厘、3本塁打と大暴れ。「夏男」のイメージが強い。実際、ここ10試合で4本塁打と復調してきた。が、栗原本人はまだ不満げだ。「打撃内容がよければいいんですが…考え過ぎてもダメなんですけどね」。

 それでも「これまでチームに迷惑をかけてきたので、これから打って返していきたい」と言い切った。過酷なペナントレース・サバイバルに勝ち残るには、栗原の爆発力が欠かせない。【高垣 誠】

 [2009年7月3日11時20分 紙面から]


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