阪神が、チーム方針を若手育成に切り替える期間を、8月末まで延期する可能性が出てきた。チームが下位に低迷する状況で、南信男球団社長(55)はこれまで、早ければ球宴(24、25日)明けにも若手選手を登用することを示唆していた。
南社長はヤクルト戦が雨天中止となった21日、「毎試合4万人以上きてもらっているお客さんのためにも全力で勝つことが大事」と育成よりもあくまで勝利にこだわる姿勢を強調。若手登用については「8月終わりか9月頭に来季を見据えた戦いになるかもしれない。あとは現場の判断」と当初よりも若手への切り替えを遅らせる見通しを語った。近日中にも真弓監督とチーム方針について話し合う予定だ。
ただし、今季最多タイの借金13を抱える状況がさらに悪化すれば、甲子園以外で21試合を戦う8月の死のロード(8月4日スタート)で若手中心にスイッチすることも十分に考えられる。そのための準備は進んでいる。オールスター期間中にドラフト1位の蕭一傑投手(23)と阿部が1軍練習に合流することが決定。山口投手コーチは「どういう状況か、今の調子を見てみたい」。さらに雨で3度目の先発が流れたジェンについても「中でやりながら、頭のチャンスを待つ感じやな」と、後半戦のローテ候補と位置づけた。
さらには育成枠の野原祐也外野手(24)が近日中にも支配下登録されることが決まった。思い切りのいい打撃が評価されてのことで、後半戦での1軍昇格の可能性もある。これまで通り、1戦必勝で臨みつつ、来季を見据えて世代交代の下地も整えていく。
[2009年7月22日11時22分
紙面から]ソーシャルブックマーク




