左足を負傷し、2軍調整を続けてきた阪神赤星憲広外野手(33)が13日、1軍に昇格することが決まった。12日は左足負傷後、初となるシート打撃を行った。2軍の阿部、蕭ら3投手と対戦。6打席立ち、5打数2安打、1四球と格の違いを見せつけた。報告を受けた首脳陣は「走る方も大丈夫と報告を受けている。いきなりスタメンは難しいかもしれないが、ベンチにいるだけで違う」と登録抹消から最短10日での1軍復帰に太鼓判を押した。

 2日の巨人戦(甲子園)で本塁に滑り込んだ際、捕手と激しく交錯し、そのまま退場。精密検査を受けた結果、左下腿(かたい)筋挫傷と診断された。5日の2軍練習には松葉づえで歩く姿も見られたが、7日には早くもランニングを再開。11日には屋外でフリー打撃を再開するなど、驚異的なペースで回復に努めてきた。この日の練習後、赤星は「普通ならまだ松葉づえをついている人もいると思う」と負傷個所の回復ぶりに自信を見せていた。

 [2009年8月13日11時51分

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