ロッテが球界でも珍しい「解説者付きシート」を導入する。目の前で繰り広げられるプレーを、ロッテOBが隣に座って解説するというもの。今季は18日のオリックス戦と25日のソフトバンク戦で行い、来年からは千葉マリンで開催されるホームゲーム全72試合で実施する予定だ。

 球団関係者は「広島の『寝そベリア』や日本ハムの『婚活シート』など特色あるシートが出てきているので、うちも新しいプランを立てた」と話した。チームは現在5位と低迷。観客動員数は、前半戦の主催42試合消化時点で前年比96・58%で、91万9315人から88万7843人とやや減少している。画期的なシートで歯止めをかけたい狙いだ。

 解説が聞けるシートは、バックネット裏の「プレスシート」。ホームベースの後ろに位置し、投手の球筋も見えることから、配球を含めた詳しい解説を堪能できる。18日は91年に首位打者を獲得し現在ロッテアカデミーの平井光親氏(42)が解説する予定だ。料金は弁当、お茶付きで1万1000円から。

 [2009年8月18日6時58分

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