19日のインフルエンザの簡易検査で陰性だった日本ハムのダルビッシュ有投手(23)が、感染の恐れを感じていたことを自身のブログで明かした。「愛に守られ」というタイトルでつづった内容によれば、前夜から微熱がありこの日朝には38度4分まで上がったという。旭川から札幌までの移動中に妊娠中の紗栄子夫人と1歳の長男のことを思い、音楽を聴きながら「一家の大黒柱が簡単に倒れていいのか?

 菌なんかにやられ、まともに仕事ができなくなって家族守れるんか?」と自問自答したという。

 その結果、「いかなる者も家族の事を一番に思い、守ろうとする俺を倒すことはできないという強い気持ちになりました」という境地に至ったという。約1時間30分後、札幌へ到着時には36度6分まで下がっていたそうで、大事には至らず。先発予定の21日ソフトバンク戦は問題なさそう。自己結論は「病は気から」としたため、「僕の場合はまさにそれ」と驚異の回復を結論づけている。マウンドでのタフネスぶりは、インフルエンザ・ウイルスに対しても同じだったようだ。

 [2009年8月20日10時13分

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