<ソフトバンク2-9西武>◇19日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクの「勝利の方程式」がまさかの一時解体だ!
ブライアン・ファルケンボーグ投手(31)が19日、右ひじ違和感を訴え、20日に登録抹消、緊急帰国することが決まった。過去にメスを入れた古傷で、近日中に米国の医療機関で精密検査を受ける。シーズン終盤とクライマックスシリーズ(CS)をにらんだ決断で、守護神馬原につなぐセットアッパーはチームを一時離脱。21日からは首位日本ハム戦も控えるホークスが、故障者続出の大ピンチだ。
西武に大敗したチームにさらなる衝撃が走った。不動のセットアッパー、ファルケンボーグが右ひじ違和感を訴え、登録抹消されることが決まった。高山投手コーチは「カーブを投げる時に違和感があるとのこと」と説明。近日中に米国へ帰国し精密検査を受けることになった。
ファルケンボーグはここ数試合、違和感を抱えていたもよう。それでも18日西武戦でも2イニング、今季最多41球を投げ、無失点に抑えていた。過去に靱帯(じんたい)再腱(けん)手術を受けた個所でもあり、試合前に首脳陣と話し合い、万全を期すための措置が取られた。この日はベンチ登録はされたものの、試合中に福岡ヤフードームを離れた。
ファルケンボーグは摂津、馬原とともに勝利の方程式「SBM」を構成。43試合に登板し6勝0敗、リーグ2位の27ホールドポイントを数える。200センチの長身から150キロを超える直球と落差の大きなフォークボールが武器で、防御率1・44と安定した数字を残している。仲間から「ファルキー」の相性で呼ばれ、似顔絵をあしらったTシャツなど新グッズが発売されたばかり。加入1年目でチームに欠かせない存在になっている。
現在球団は渡米日時の調整を進めているが、再登録が可能になるのは最短で30日の日本ハム戦(札幌ドーム)。その間は摂津、馬原への依存度がより高まる。先発投手陣のコマ不足も依然解消されておらず、一時的なものとはいえ「SBM」解体のダメージは少なくない。
今回の検査は目先の勝利に固執せず、シーズンのラストスパートとCSをにらんだ究極の判断。本人の不安材料が取り除かれればパフォーマンス向上も見込めるが、結果次第ではソフトバンクのV戦線に大きな影響を及ぼすことになる。
[2009年8月20日11時42分
紙面から]ソーシャルブックマーク




