<日本ハム7-1楽天>◇10日◇札幌ドーム

 かつてのストッパーが、らしく現役生活を終えた。8回2死、先発武田勝からマウンドを譲り受けた伊藤剛投手(32)は、深く息を吐き出し、楽天小坂と対峙(たいじ)した。3球目には最速144キロを記録するなど、5球すべて直球を投げ、小坂を空振り三振に仕留めた。「真っすぐ主体で野球人生をおくってきたので。力いっぱい、全力で投げることを考えた」。11年のプロ野球人生を終えることに悔いはなかった。

 移転初年度の04年、抑えとして5セーブを挙げた。右ひじ痛に苦しみ、05年以降は目立った成績こそ残せなかったが、札幌を沸かせた1人だった。大声援で送ってくれたファンに「涙が出そうになるくらいうれしかった。言葉に表せないほど」と感謝した。

 [2009年10月11日10時40分

 紙面から]ソーシャルブックマーク