横浜がFA権を取得している日本ハム藤井秀悟投手(32)とロッテ橋本将捕手(33)のダブル獲得を目指す可能性が高くなった。27日、球団関係者はFA選手獲得の狙いについて「ウチの場合まず先発投手」と話し、今季22試合登板で7勝5敗の藤井がFA宣言すれば獲得に動くことを示唆。今季は先発ローテを守り通したのは三浦しかいないだけに、来季11年目の左腕に狙いを定めた。

 補強ポイントは投手だけではない。捕手も昨オフにFA獲得した野口が右肩痛などで2軍が長く、若手を起用し続けたが、正捕手を決められないままシーズンを終えた。ロッテ橋本はリード面だけでなく、左打者として打撃の能力も評価している。横浜は内川、村田、吉村と右の強打者は多いが、橋本を獲得できれば打線にもバリエーションと厚みが出る。

 若林オーナー、球団幹部らはこれまでも、今オフの大補強を明言している。藤井、橋本のW獲得で2年連続最下位からの大脱出を目指す。

 [2009年10月28日7時2分

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