今季2年ぶりのパ・リーグ制覇を遂げた日本ハムが、異色の優勝記念品を用意していることが22日、分かった。優勝記念のリングとともに、ペアでネックレスを製作中。妻やガールフレンドら、1年間を献身的に支えた女性への感謝の思いを込めて、選手ら全対象者へ贈ることを決めた。「内助のいさお」に報いる意気な計らいで、歓喜の1年を締めくくることになった。

 ラブラブなご褒美が、プレゼントされることになった。日本ハムがサプライズな優勝記念品の製作することが、決まった。11月22日、ちょうど「いい夫婦の日」のこの日、選手が歓喜の1年間の感謝の思いを伝えられるプランが判明。これまでと同じようにリーグ制覇を記念した指輪とともに、選手らを身近で支えた女性を対象にしたネックレスを、ペアでプレゼントすることになった。

 ここ4年間で日本一1度を含む、3度のリーグ優勝と躍進を遂げてきた。06、07年の過去2度はリングだけだったが、今回は趣向を凝らした記念品にできないか、と球団内で協議。日ごろ、陰でサポートを続けている女性たちへ、球団から感謝の思いを届けるという方向性でまとまり、ペアのネックレスに決定した。球団幹部は「支えがなければ、男はしっかりと仕事ができないですから」と狙いを明かした。

 すでにデザインはほぼ固まり、年内中には完成し、それぞれへと贈られる予定。人気アクセサリーブランドの「4℃」(ヨンドシー)へと依頼し、同社も快諾。意向を受けてもらい、異色のコラボレートが実現したことで、とっておきのプランを実行に移すことができた。既婚者は妻や娘、独身者はガールフレンドや母、または祖母など身近で支えてくれた女性へと贈ってもらうことが目的だ。

 クリスマスプレゼント代わりにもなりそうな、一石二鳥の計らいだ。今季、日本一を果たせなかった来季へ向け、熱~いカンフル剤になりそう。球団が演出した愛をより深める冬を越え、新たな球春到来へと備える。

 [2009年11月23日11時8分

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