日本ハムと横浜は25日、3対3の交換トレードが成立したと発表した。日本ハムは東大出身の松家卓弘投手(27)加藤武治投手(31)関口雄大外野手(24)を獲得し、交換要員は稲田直人内野手(30)坂元弥太郎投手(27)松山傑(すぐる)投手(20)になる。

 過去5人いる東大出身のプロ野球選手だが、トレード移籍は今回が初めて。フロント入りを視野に獲得する場合がほとんどのためだが、山田GMは「ボール1つ1つに力があって、球威がある。先発、中継ぎ両方できるみたいなので、梨田監督に決めてもらったらいい」と期待を込めた。

 松家は今季1軍初登板を果たした5年目右腕。140キロ台後半の直球とチェンジアップなどの変化球で打者を打ち取る投球スタイルには、評価が高い。まだ20代で伸びしろもあり、環境が変われば飛躍する可能性を秘めている。日本ハムには00年から2年間、東大出身の遠藤良平氏(現球団職員)も在籍しており、同一球団に東大出身選手が所属するのも初めてとなる。松家は「新天地日本ハムでは、ここ(横浜)での経験をいかして、今まで以上に頑張りたいと思います」とコメントした。【本間翼】

 [2009年11月26日8時35分

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