ムネリンの後輩もマーク!

 ソフトバンクは来年のドラフト候補として、九産大・榎下陽大(えのした・ようだい)投手(3年=鹿児島工)にも注目している。榎下は最速150キロを誇る本格派右腕。今秋の明治神宮大会1回戦では創価大を相手に1安打完封するなど、多彩な変化球も魅力の九州大学NO・1右腕だ。

 06年夏、鹿児島工のエースとして、先輩のソフトバンク川崎も果たせなかった甲子園に春夏通じて初出場。準決勝で斎藤佑樹(現早大)擁する早実に敗れたが、チームを初出場4強という快挙に導いた。その後、九産大へと進学。球速を10キロ近くアップさせるなどさらなる成長を遂げた。球団関係者は「魅力は力のある直球。体力面、球速あらゆるものが高校時代より格段にレベルアップした」と着実に進化を遂げている右腕を評価している。

 榎下は今秋も川崎から「神宮で頑張れ」と激励を受けるなど、高校時代から交流が続いている。近年、ドラフトでは「地元密着路線」を続けるソフトバンク。人気と実力で今や九州の顔となった川崎の弟分を、今後も密着マークしていく。

 [2009年12月31日10時56分

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