【ギルバート(米アリゾナ州)16日(日本時間17日)=四竈衛】昨季1軍に定着した横浜石川雄洋内野手(23)が、初の海外単独トレーニングとなる同地での自主トレを公開した。13日からカブスのキャンプ施設などを利用。この日は、ノック、ロングティーなどの後、集まってきた地元野球少年と一緒に即席の模擬ゲームで走り回った。

 今季の目標として「1番定着」と「30盗塁」を掲げた。昨季、正遊撃手として134試合に出場し、初めて規定打席に到達しただけに勝負の1年になる。「夏に疲れが出た昨年の経験をどう生かすか」。これまでは村田らと合同トレを行ってきたが「甘えたくない」と単身渡米を決意。ジムではメジャー選手らと一緒に汗を流し「身体能力の高さにビックリすることばかり」と刺激を受けた。課題は、昨季2割6分7厘に終わった出塁率増。前中日立浪モデルの新型バット(約910グラム)で打率アップを目指す一方で、カウント別のデータなどを分析して四球増にも取り組む予定だ。

 [2010年1月18日7時55分

 紙面から]ソーシャルブックマーク