ソフトバンク摂津正投手(27)が「3連投宣言」だ。2日は、初日に続いてブルペンに入り、変化球を交えて88球の熱投。今年初の連投を終えると、端正な顔を上気させながら「今のところ、明日も入ろうと思っている」と3日連続のブルペン入りを予告した。

 シーズンを想定した調整だ。「3連投、4連投でも心配されない体をつくりたい」。昨季は3度の3連投を経験。首脳陣は今季、登板制限をかけることも検討しているが、タフネス右腕はプロで未経験の4連投さえも辞さない覚悟だ。だからこそ「疲れた状態で投げておきたい。投げないとスタミナもつかないと思うので」と、この時期から課題に取り組んでいる。

 キャンプでは「投げ込み王」になる勢いだ。昨春は期間中にチーム2位の1443球(実戦形式含む)を投げ込んだが「去年それでうまくいったし、今年もそれぐらいになると思う。1日100球を超える日もある」。目指すは西鉄稲尾以来史上2人目の2年連続70試合登板。鉄腕摂津は早くも全開だ。

 [2010年2月3日11時34分

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