オリックスが次期キャンプ地候補に米アリゾナ州をリストアップすることが2日、分かった。新外国人と最終交渉のため4日にも渡米する村山良雄球団本部長(63)が、1週間の滞在中にキャンプ施設などを視察する。移転が前提でないものの「行くからにはしっかり見てくる」。球団は1月中旬、93年からキャンプを続ける沖縄・宮古島市に対して球場施設の改善を要求し、かなえられない場合は徹底の可能性も伝えた。万が一に備え、候補地の情報収集は進めている。

 アリゾナではメジャー15球団が春季キャンプ中。中でもトゥーソンは日本の球団誘致に動いており、オリックスも打診を受けた。天然芝のメーン球場とサブグラウンドが4面と施設は充実しており、有力候補に浮上しそうだ。村山本部長は、外国人選手のスカウティングアドバイスを行う「クロス・チェッカー」として契約した元レッズのジョージ・フォスター氏(61)と現地で合流し“キャンプガイド”を受ける。

 [2010年3月3日11時55分

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