<阪神3-1中日>◇24日◇甲子園

 阪神のストッパー藤川球児投手(29)が中日打線を子どもあつかいした。1点リードの8回2死一、二塁。真弓監督は「久保田でも抑えてくれると思ったが念には念を入れて」と9回を待たず、迷わず守護神を投入した。

 ベンチの期待は裏切らない。7番セサルに対しいきなり153キロ。5球目に146キロの内角球で見逃し三振を奪い、あっさりピンチ脱出。2点リードとなった9回はエンジンが暖まったかのように小山を3球、福田を4球で連続三振。荒木は1球で右飛に仕留めた。

 小山は150キロ超の速球3つで見逃しK。最後は足を上げた際にグラブの位置を落とし、フォームのリズムも変えて打者を幻惑させた。福田には一転してすべて変化球で、最後はフォークを振らせた。「引き出し」を再確認するかのような余裕が見えた。最後までタイトな展開だったが9回だけは「大差」があった。

 「上位打線じゃなかったからラッキーです」と球児。これは上位打線から2死を奪ってバトンをわたしてくれた盟友・久保田への感謝。「でも明日は(上位に)当たるかもしれないですからね」と引き締めることも忘れなかった。

 前回登板は18日だが、セーブ機会は14日の巨人戦以来10日ぶり。腕が鳴るのも当然だった。2度目のイニングまたぎも何のその。頼もしすぎる守護神は「チームとして乗ってきたのはいいことですね」と満足そうな表情でロッカールームに消えていった。【柏原誠】

 [2010年4月25日12時16分

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