ヤクルトのルーキー中沢雅人投手(25)が「トヨタカップ」を開催する。12盗塁、打率3割2分7厘と活躍中のロッテ荻野貴司外野手(24)と、25日にプロ初勝利を挙げたばかりのロッテ大谷智久投手(25)とはトヨタ自動車の同期。26日、神宮外苑で調整を行った中沢は「3人で競争したいですね」と、今季もっとも活躍した1人に他の2人がプレゼントを贈る「トヨタNO・1決定戦」を提案した。賞品がトヨタ製の自動車かは不明だが、3人にとって意欲をかき立てられるものになりそうだ。

 23日の横浜戦で、新人投手ではドラフト制後初となる「完封&猛打賞」で2勝目を挙げた。巨人長野と並びセ・リーグ新人王の有力候補だが「新人王は取れると思ってない。でも、荻野たちには負けたくない」と、今でも食事をともにする2人に闘志を燃やす。ライバルと力を合わせたニンジン作戦で、さらなる活躍を目指す。【由本裕貴】

 [2010年4月27日8時35分

 紙面から]ソーシャルブックマーク