12年目左腕の小椋真介投手(29)が、先発2勝目を目指す。24日のロッテ戦(千葉マリン)で5回2安打1失点と好投し、99年の入団以来先発として初の白星。5月1日に再びロッテ戦(福岡ヤフードーム)に先発する見込みだ。

 開幕以来、先発4本柱(杉内、和田、大隣、ホールトン)以外の残り2枠が不安定で3連勝は1度だけ。チームはいまいち波に乗り切れなかった。だが、21日の西武戦で白星を挙げた高橋秀に続く小椋の好投で、先発6枠がようやく定まったのは大きい。

 初勝利を飾った試合では2安打に抑えたものの、7四球を与え5回で114球を要した。本人は「なかなか打ち取れず、球数が多かった」と反省したが、これもがむしゃらに攻めた結果。戦力外の危機も乗り越え12年目でスタートラインに立った左腕が、2勝目をつかみにいく。

 [2010年4月27日10時57分

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