<ソフトバンク3-2楽天>◇27日◇福岡ヤフードーム

 楽天は先発永井怜投手(25)が3失点完投負けで、チームの連勝が3で止まった。1-1の5回は1死二塁。ソフトバンク川崎に対しての初球、「釣り球でファウルを取ろうとした」内角要求の直球がシュート回転し、右翼席に決勝2ランを打たれた。普段は淡々と振り返る右腕も「あの1球だけ…。悔しいです」。持ち前の粘りで立て直しただけに、ほぞをかんだ。

 今季2度目の完投で、チーム完投数は10。12球団でも群を抜きトップだ。チーム防御率もリーグ3位と投手陣は機能している。だからこそ、この日のけん制死、ヒットエンドランのサイン見落しなど攻撃時のミス撲滅が小差試合を拾うために必須だ。ブラウン監督も「永井は勝てるチャンスをつくった。攻撃が頑張らないと」と奮起を促した。

 [2010年4月28日8時21分

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